|
|
|
 |
|
|
|
■FRX-00/FNX-5011-D(VC) 機体解説
フェアリー空軍の戦術偵察機FRX-00メイブのさらなる性能向上の為開発されたエンジン、FNX-5011-D(VC)スーパーフィーニクスMk.XI可変サイクル・ターボファンエンジンを搭載。
通常飛行時はアフターバーナー付きターボファンとして働き、高速飛行時にはラムジェットとなる。
FNX-5011-D-20フィーニクスMK.XIは非常にシンプルな構成で、軽量大推力を特徴としていたが、装備するFRX-00メイブが極端な機動性を持つ機体であるだけに、高G機動の際にはエンジンのケーシングに
歪みが生じ、シャフト・ベアリングの潤滑不良や過熱を引き起こす事があった。さらに機体の運動方向とエンジンの推力方向の違いから機体構造、特にエンジン支持部分に疲労でクラックが発生する懸念もあった。
スーパーフィーニクスでは、高速飛行時の機動で更に大きなGがかかる事が予想された為に、エンジン・ケーシングの外側に高耐熱性カーボンファイバーの補強ジャケットが追加され、エンジンの歪み防止と、機体側の構造的な
負担も軽減している。
スーパーフィーニクスは形式名称がFNX-5011-D(VC)だが、型番はFNX-5011-D-20と同じMk（マーク）XIのままである。これは可変サイクル型のFNX-5011-D(VC)が、通常型のFNX-5011-D-20
「フィーニクスMk.XI」の“スーパー版”であって、「スーパーフィーニクス」というエンジンではない事を意味している。 |
|
|
