|
|
 |
|
|
■TS-X1 機体解説
FFR-31MRの後継として開発された無人戦闘機FRX-99。高度に自動化された操縦・航法システムと、やはり自動化されたミッション・システムを統合し、自律飛行と自律オペレーションを可能としている。
フェアリィ星の戦闘で収集したデータからジャム側の航空機が無人機であると強く推定され、無人機に対しては無人機の方が対抗しやすいと考えられた事がFRX-99の開発目的であったとも言われる。
FRX-99の開発を担当したグノー大佐率いるシステム軍団にもごく少数機が配備され、引き続き評価試験が実施された。システム軍団所属機には白をベースに青のストライプが描かれた試作機らしいカラーリングが
施されている。TS-X1はそのうちの1機に与えられたラジオ・コールサインで、このTS-X1は特殊戦により1機だけ改造されたFRX-99の有人機タイプ。FRX-00との評価試験の為の
DACT(異機種間空中戦闘訓練)の最中にアクシデントにより失われている。
TRX-99の製造機数は不明で、調達年度も明らかではないが、少なくとも1機は、特殊戦の第5飛行隊に評価試験用に配備されていたと言われ、時期的にFFR-31MRの1機が失われた事の損耗補充であったとも
推測されるが確証はない。いずれにせよシステム軍団での試験も完了していない時点で航空宇宙軍団の防衛偵察航空団よりも先に戦術戦闘航空団の特殊戦第5飛行隊に運用評価が委ねられた事は、FRX-99と第5飛行隊
の非常に特異な性格を窺わせる。 |
|
|