FRX-00 メイブ
FRX-00 メイブ[ラムジェット]
FRX-99 レイフ[試作型]
TS-X1 レイフ[配備型]
FFR-31MR/D スーパーシルフ
FA-2 ファーンII
■FA-2 機体解説
 フェアリィ空軍の新型戦術戦闘機。従来の主力FA-1ファーンIがジャム戦闘機の性能向上により優位を失った為、その後継としてフェアリィ空軍に配備された。
 FA-2計画のそもそもの始まりは、高機動無人戦闘機の概念研究の為の技術実証機(テクノロジー・デモンストレーター)構想であった。しかし無人戦闘機のアイディアは運用柔軟性の不足や操縦・戦闘 コンピューターのソフトウェア開発の難航等の問題にぶつかり、とりあえずその革新的な操縦システムのみを有人研究機を製作してテストする事とした。

 ちょうど同じ頃にフェアリィ戦役が始まり、いずれFA-1ファーンIの後継機が必要になる事が予想された。そのため高機動研究機のアイディアを基礎として実用戦闘機を開発する事となり、それが FA-2ファーンIIとなった。
 元来が無人実験機構想であった為、FA-2は非常に斬新な設計が採り入れられている。翼の配置は後退翼と前進翼を組み合わせた一種のW型翼で、1980年代にイギリスのBAe社で研究されていた “Xウィング配置”に似ている。前翼と主翼外翼部全体をオールフライングの操縦翼面とし、垂直尾翼は無いが、主翼外翼部には大きな上反角が与えられている。最も特徴的なのは、主翼とカナードの “揚力コンポーネント”とエンジンとコクピットの“胴体コンポーネント”が別個の構造となってフレキシブルに結合されている事で、高機動時の操縦性や武器の指向性を高めている。

 これらの配置によって、FA-2は驚異的な機動性を達成し、ジャム戦闘機のタイプIをも凌駕する事ができた。機体設計も10G以上の荷重に耐えるとされているが、FA-2が最大限の機動性を発揮 した場合には乗員の肉体的な限界を超えてしまうとも言われ、フェアリィ星での評価テスト中の模擬空戦でも、パイロットがGに耐えられずに死亡するという事故があったと伝えられている(パイロット 死亡後にFA-2は自動操縦システムによって着陸したという。実際その時期にフェアリィ星でFA-2が事故により失われたという記録は無い)。

 FA-2の基となった無人機構想からは後に“フリップナイト”UACV構想が派生しており、FA-2の翼配置はFRX-99レイフ無人高速高機動偵察機の開発にも影響を与えたと見られる。その意味では FA-2も、フェアリィ戦役中の無人機・高機動機の“暴走的進化”の産物の一つと言える。FA-2は本来はFFR-31シルフィードを補完する安価な戦闘機、つまりいわゆる“ハイ・ロー・ミックス” の“ロー”を担う機体として計画されたが、開発費と機体価格は見積りを大きく上回ってしまい、生産数は計画当初の887機から466機と、ほぼ半数に削減され、地球には殆ど配置されず、大部分が フェアリィ星に送られる事となった。
商品名FA-2 FAND II
505TFS Griffon Sq.
[フライングタイプ]
品番AY-04BF
価格¥2600(税込)
商品名FA-2 FAND II
505TFS Griffon Sq.
[ランディングタイプ]
品番AY-04BL
価格¥2600(税込)
商品名FA-2 FAND II
601TFS Sillerykar Sq.
[フライングタイプ]
品番AY-04WF
価格¥2600(税込)
商品名FA-2 FAND II
601TFS Sillerykar Sq.
[ランディングタイプ]
品番AY-04WL
価格¥2600(税込)
■ 当サイトで使用している画像、テキスト等の無断転載を禁じます ■
©Copyright 2003 神林長平・早川書房/バンダイビジュアル・ビクターエンターテイメント・GONZO
©Copyright 2006 Yellowsubmarine All Rights reserved.